季節によって鼻を楽しむ「庭」をつくるには？

2021/11/19

花は、季節感を演出するのに適した素材です。
植栽に利用する樹木のほとんどは、年に1回以上花を咲かせます。
咲き始めると日々の気温の変化に敏感で
気温が上昇すると、開花期間が短くなりますが
一般的な樹木の花は、1～2週間くらいが見ごろとなります。

日本では、四季の変化の中で、春がもっとも多くの花が咲き
夏、秋、冬の順番で少なくなります。
季節を通じて花を楽しめるようにするには
それぞれの季節に咲かせる花を、バランスよく植栽するのがポイントです。

春の花は一斉に咲きますから、少しづつさまざまな種類を植栽するのがオススメです。
3～5月にかけて順々に花が咲くように、樹種を選ぶようにします。

次に、夏の花は、暑い地域が原産の種類が多く
日当たりの良い場所に植栽するようにします。

秋の花は、比較的少なく、キンモクセイが代表的。
黄色い花をつける多年草のつわぶきは、花のない時期でも
艶やかな丸い葉が美しく、鑑賞用にはピッタリです。

冬の花は、日本人が古くから庭木として親しんできたツバキ類が主役。
開花が早い品種で12月から、遅い品種では5月ごろまで楽しめます。

あえて、花のない時期をつくるのも効果的ですよ。
次の開花する花にインパクトを与える効果もあります。

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